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2007年某日渡米。 やなまんは、ダンナ様・大将とともにサンフランシスコでのいつもの日々をいつもこんな感じで楽しんでます?!
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CSMで提供されている、2つの発音矯正のクラスPhonicsとAccent Reductionの違いについて説明します。
 
【Phonicsフォニックス ESL807/808 (春学期のみ提供) 情報提供Cちゃんありがとう!】
受講要件:特に無し
その名の通り、英語の音声について学びます。
アルファベット(主に母音)ごとの口や舌の動かし方と息づかいを、単語のつづりと関連付けて学んでいくのがこの講座です。
 
口の動かし方では、似た母音群を関連付けて習います。
例えば"Smile Sounds"。
微笑みながら日本語で「い」と発音してみてください。
これが①で”eat”の「イー」という音になります。
口を横に引いた状態のまま、徐々に口を縦に開けていくと、
②”is”などの「イ」
③”enter”の「エ」
④”date”の「エイ」
最終的にはにっこり、チアリーダーの気分で
⑤”apple”の「エ゛」
となります。正しい口の動かし方(と舌の位置)でより正しい発音が身に付くわけです。
 
 またつづりと発音の関連では、
HAT(帽子) だったらAの音は日本人が苦手な「æ - エ゛」と発音し、
HATE(キライ) とEがついたら、今度はAの音が「ei - エイ」と発音されます。
英語の発音にはルールなんてないとよく言われますが(笑)、ある程度は存在する規則性を学ぶことができます。
 
日本人が苦手とするæの音、rとlの音の違いなど、発音の仕方だけでなく、聞き取りについても徹底的に練習します。
 
 
 
【Accent Reduction アクセントリダクション ESL891】
受講要件:Conversation Level 3(ESL)以上
こちらのコースでは、母国語のクセ(アクセント)を減らす(リダクション)のが目的です。
実はネイティブに話を伝えるには、正確な単語の発音よりも喋り方(イントネーション)のほうが大事だとご存知でしたか?!
 
日本語のリズムはある程度一定です。音符でいえば、8分・16分音符を並べたものといえます。
275c8722.jpeg
 
一方の英語は、2分・4分・8分・16分音符など、複雑なリズムの組み合わせで文章が成り立っています。
b65d4bbe.jpeg
 
 
だから日本人が英語を話すとなんとなく間延びした感じだったり、
伝わらなかったりするのは、日本語のリズムのままで英語を話そうとしているからなのです!
じゃあ、どういうリズムなら伝わるの?!
この講座では、「英語は音楽だ♪」を合言葉に、英語特有の文章のリズムや音の高低、単語同士の結び付け方のルールなどを中心に学びます。
 
例えば、以下の文章はCAT・CHASE・MICEを全て同じテンポで言います。
TAPで拍子をとりながら言ってみてください。
    TAP   TAP   TAP
  CAT   CHASE   MICE
the CAT   CHASE the MICE
the CAT is CHASing the MICE
the CAT could have been CHASing the MICE
英語では重要な単語(ここではCAT・CHASE・MICE)はゆっくり長めに言いますが、
他の単語(the・is・could have been)は拍子と拍子の間に早口でギュッと押し込まれます。これによって日本人には聞き取りづらくなるのです。
反対に日本人の英語は全て同じテンポで言ってしまうため、
ネイティブにはわかりづらかったりするのですね。
 
また単語については、単語自体の発音よりも、正しいStress強勢がどこにあるかを重点におきます。
例えば、"police(警察)"という単語があります。
正しい強勢の位置は「ポ・リース」と後半に置きますが、間違えて「ポー・リス」と前半に置いてしまう人が多いのです。こうなるとイングリッシュネイティブには全く別の単語”polish”に聞こえてしまうのです。


さらに個々の音については、ESLの生徒が共通して発音ミスしやすいものを練習します。
例えば、thの音だったら上下の歯の間に舌が挟まる形になりますが、鏡を見て舌が見えなかったら正しく発音出来ていないから伝わらない、など。
 
 
【まとめると…】
Phonicsは、アルファベット個別の発音が中心。
Accent Reductionは、文章全体の話し方が中心。
ということです。
 
 
 
どちらの講座も超おすすめです!
順番で言えば、Accent Reduction→Phonicsの順番で、もしどちらか一方ということであれば、絶対にAccent Reductionは取るべし!と言います。
かなり目からうろこが落ちまくりです。
面白いくらいに聞き返される回数が減っていくのが分かって嬉しくなるのです。
そしてセメスターの終わりには、「もっと英語を話したいな!」と思っている自分がいますよ♪
 
 
<2012.3.27追記>
Language Artsのスタッフによりますと、2012年秋、残念ながらAccent ReductionクラスはCSMでの提供を中止することになったそうです。。(ToT)
これが秋学期だけなのか、2013年春以降もないのか…その辺りはまだ不透明だそうです。
予算削減めっ!!



<2012.4.17追記>
クラスがキャンセルになると言われていましたが、秋学期はオンラインで提供されることになりました!
教室でみんなで集まっての練習が出来ないので、反復練習が自己管理であることや先生と接点が薄いという点では教室授業よりも劣るかもしれませんが、時間に縛られずに済むので多忙な方には利点ですね。
この機会に是非履修してみてください!(いつ無くなるか分からないので!)
ちなみに初めてカレッジ・オブ・サンマテオに通う場合は、入学申請Placement Testなどがありますので、お早めに準備することをおすすめします。
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コメント
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» おもしろそうだ
accent reduction のクラス面白そうだねー。
インド人の英語がネイティブに通じているのに、僕の英語が通じない理由はこれだ!と思った。僕の英語は発音完璧なのに(うそ)。
ぴろりん 2012/03/27(Tue)17:00:28 編集
» ぴろりん
この授業を受けていると、ホントに目からウロコです。そして人様の発音が気になるようになってきます。笑

でもぴろりんはこっち長いし、もう必要ないんじゃ?!
やなまん 2012/04/17(Tue)15:08:19 編集

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