2007年某日渡米。
やなまんは、ダンナ様・大将とともにサンフランシスコでのいつもの日々をいつもこんな感じで楽しんでます?!
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今回の旅行で、ローマは4泊。
フルに回れるのも、いよいよ今日・明日を残すのみ。
今日のヴァチカンは絶対外せないし、大将が何よりも楽しみにしていた観光地は明日行くポンペイ。
ええ。賢明な方はもうお気づきでしょう。
「と、この時点で気づくべきだった。この日、当初私の計画の中でこなすべき観光スポットのほとんどが未消化であることを………。」
とは、こういうことだったのです。
今回もカプリ島には行けませんでした………
まぁ、お天気が悪かったので、向かったところで実際入れるかどうか分からなかったわけですが。
今日の天気予報は晴れで、夜は雨か。
うーん、傘どうしよう。。重たいから置いていくか!
では、つづき をどうぞ!
フルに回れるのも、いよいよ今日・明日を残すのみ。
今日のヴァチカンは絶対外せないし、大将が何よりも楽しみにしていた観光地は明日行くポンペイ。
ええ。賢明な方はもうお気づきでしょう。
「と、この時点で気づくべきだった。この日、当初私の計画の中でこなすべき観光スポットのほとんどが未消化であることを………。」
とは、こういうことだったのです。
今回もカプリ島には行けませんでした………

まぁ、お天気が悪かったので、向かったところで実際入れるかどうか分からなかったわけですが。
大「カプリ島には、また別の機会にカプリ島単独で行こう!」
と言ってくれた大将の言葉を胸に刻んで、今日はヴァチカンを巡ります。今日の天気予報は晴れで、夜は雨か。
うーん、傘どうしよう。。重たいから置いていくか!
では、つづき をどうぞ!
10月4日 ローマ 晴れときどき豪雨
さぁて、今朝も激マズのコーヒーで朝ごはん。
そして、明日のポンペイツアーをホテルのフロントデスクに申し込みます。
えーっと、口頭だけですか?
名前も言ってないけど?
申し込み用紙とか書かなくていいの?………あ、そう。
7時半にフロントに来ればいいのね?……さいですか。
あまりの適当さ加減に、か~な~り~不安を残しつつ、ホテルを後にします。

テルミニ駅。
定番となりました朝のお買い物。今日もお水を持っていきますよ~
で、今回乗る地下鉄A線ですが。
恐る恐る地下に下りていったら……電車キレイ!

昨日との違いは何なの!?
落書きはないし、最新車両なのか液晶画面が付いてるし!
あ、もちろん今日もローマ・パスで悠々通ります。

チプロ駅。
ヴァチカン博物館のために、新たに設けられた駅です。
以前はもうひとつ手前の駅から歩いて行ったのですが、この駅のおかげでかなり近くなりました。いやあ、便利べんり!

で。
ヴァチカン博物館の前に到着したのがAM9:00。

ガイドブックや情報サイトにあったとおり、この時間は超長蛇の列!!!!!!!!
そこで急遽、先にサン・ピエトロ寺院を見学してから戻ってくる作戦に変更。


サン・ピエトロ寺院。
いわずと知れた、キリスト教の総本山。
初代教皇ペテロ殉教地に建てられた寺院です。
何度来てもすばらしい!!

おお!スイス衛兵がいますよ~!しかも目の前を行進してきます!わぉラッキー
元は4世紀に建てられたものを、16世紀にミケランジェロ・ラファエロ・ベルニーニら錚々たるメンバーが改築を手がけ、120年かけて完成。

入口のピエタ像(マリアが十字架から下ろされたキリストを抱くシーンを彫ったものを言う)は、ミケランジェロ銘の入った最初で最後の作品。

天蓋はベルニーニの作品。柱のねじれっぷりや装飾は凄いのに、不思議と聖堂にマッチして畏敬の念を抱かせます。

この天蓋の上のクーポラ(ドーム型の屋根のこと)はミケランジェロが手がけています。
天蓋に描かれているのは、「鳩」。教会の至るところでお目にかかれます。
さて問題。全部で何羽いるでしょう?
このクーポラ、上に登ることが出来て、眺めは格別です。
では、さっそく登りましょう!
聖堂入口の右手に別の入口があって、そこからエレベーターまたは階段が使えます。
疲れているので、エレベーター利用は7ユーロです。ちなみに階段は4ユーロ。
え~、………豪雨なんですけど?
誰?傘を置いていこうと言ったのは?!(私ですが、何か?)
とにかく、エレベーターまで屋根のない場所は猛ダッシュ
こうして微妙に濡れる場所があるのがニクイ!!
エレベーターを降りると一旦広屋上に出ます。
エレベーターはここまで。
この先は、クーポラの最上階に向けてさらに狭~~~~い階段を延々と上ります。

カメラが斜めなのではなく、壁が斜めなんです。

さらにこんな階段や、、、

こんな階段を上ります。
うひゃー、手すりがロープ!
しかも黒光りしてるしっ!
途中なぜかお酒の匂いが漂ってるな~と思ったら、途中の階段で休憩中のドイツ人のご婦人方が水筒にウィスキーを入れて飲んでるしー!余計疲れると思うんだけど…

登ったら晴れていました
雨に濡れた広場が光輝いているじゃありませんか~

ヴァチカンの教皇庁(というのか?)のお庭もきれいです。
さて、一周したところでまた雨が降り出したので下りましょう。
階段を下りると先ほどの屋上に戻ります。あれ、また晴れてる。よかった~

トイレもあります。
手を洗おうとしたら………洗面台に栓がない?!
えーどうすれば水が出るの?!っと蛇口の下に手を出したり、叩いたり(私は昭和の人間)してみたものの水の気配なし。
今度も優しいお姉さんに、足元を指差されました。あ。こんなところにスイッチがあるのね。恥ずかし~
さすがにトイレなので、写真はありません。あしからず。

ここにはお土産屋さんがあり、十字架やロザリオ、葉書などが売られています。ここの良い点は、切手も売られているので、その場で書いてお土産屋さんの脇に設置されたポストにすぐ投函することが出来ることですっ。

両親の他、旅の思い出に自分達あてにも送ります。
ヴァチカンの郵便はイタリア国内よりも早く届くと定評があります。いつ届くかな~、楽しみです
無事、地上界に戻ってきました。
見所としては、他に地下には歴代教皇が眠るお墓がありますが、時間がないので参拝は断念。
ところで、入場する時も思ったのですが、寺院前の広場が開放されていない。何でだろう?
前回は確か、普通にオベリスクまで歩いて行けたのに、柵があって入れません。
週末のミサに向けて椅子が並べてあるのはいいとして、それにしても封鎖までしなくても。
……ん?
…あれ?
何この黒山の人だかりは?!警官まで出てる。え、まさか、ひょっとして?!

とりあえず一緒に待つことにしました。何が来るのか分かりもしないのに。
広場前の通りで横断も規制されました。

』ってやつですなっ。本物を見ましたよ~!
待つこと30分(!)その間に降り出した豪雨の中ようやく、黒い車が見えました。

あ、あれは!?やっぱり………??
黒塗りのオープンカーに座り、隣から差された白い傘の下でにこやかに手を振る

教皇ベネディクト16世!
(感動中のため、手ブレ御免)
わたくし、まさか人生でこんな幸運に恵まれるとは思ってもみませんでした。
雨でずぶ濡れになったけど、一生の思い出です。
当初は買うつもりもなかった、教皇の写真入り葉書を思わず買ってしまいましたヨ。

さーて、余韻もそこそこに、教皇ご一行様が通り過ぎたとたん居並ぶ観光客が一斉に駆け出し始めました。
私たちもさっさと雨宿りしなきゃ!
時間的にもお昼食べたいし。でもまだレストランのある一角までは距離があります。
数年振りに猛ダッシュ。
1軒目は満席でダメ。2軒目のお店は注文の仕組みがわかりづらそう。そして3軒目に「席あるよ」という言葉で駆け込んだお店でランチを食べました。
あぁーカフェラテで体が温まるぅ~生き返ったぁ!

そして、ここで食べたティラミスが美味しかったぁ!何気ない街角の1軒なのに、おいしさに感動

再びヴァチカン博物館に戻ってきました。

やはりガイドブックや情報サイトにあるとおり、PM2:00になると行列はなくなっていてスムーズに入場できました。
ここはローマ・パスの対象外なので、チケットを12ユーロで購入します。
行列がなくなっているとはいえ、まだシーズン中、かなり混んでいました。
でも混んでいても、時間があるならオーディオガイドを借りることをお勧めします。忘れると、うっかり名作を見逃します。
ヴァチカン博物館は数々のジャンルの美術館が連なっているので、居場所がよく分かりません。
とりあえず、所々に置かれた矢印で目指すシスティーナ礼拝堂に向かいます。

地図のギャラリー

「ラファエロの間」の有名な1枚は「アテネの学堂」。
中心の2人の人物、左がダ・ヴィンチで右がミケランジェロをモデルに、ふもとの台にいるのが本人だと言われています。
ラファエロはこの2人から大きな影響を受けたと言われています。このラファエロの間も、同時期に描かれていたシスティーナ礼拝堂の有名なミケランジェロの天井画を盗み見て、作風を変えたとも。こう聞くと、元の絵がどんなものだったんだろう?!って思ってしまいます。
ここまで来れば、いよいよシスティーナ礼拝堂です!
撮影禁止のため写真はないので、心のアルバムに刻み込みます。
修復が完全に終わった天井画、そして「最後の審判」は見事。
旧約聖書を知ってるとなお楽しめます。
「最後の審判」で面白いのが、中央で右手を挙げるキリストの右下に垂れ下がってる人間の皮で、これがミケランジェロの自画像。
絵の一番右下にいるのは地獄の王ミロスでモデルは当時の副教皇。ミケランジェロの絵を見て「裸が多い」と苦言を呈したため、その腹いせにモデルにされたというのです。大事なところを蛇にかまれてます。ぷぷぷっ。
是非、本物(か美術の資料集かウェブ)を見てください。
http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/michelangelo_universale01.html
他にも色々な美術館がありますが、最短コース1時間半で終了。
合言葉は「また次回!」
出口付近に郵便局とカフェテリアがあります。あまりの混雑ぶりに、カフェテリアで一息。寒い日だったので、温かい食べ物・飲み物がないのが実に残念。(火事を未然に防ぐためかな?)

ヴァチカンを出て、サン・ピエトロ広場をかすめつつ、サンタンジェロ城に向かいます。
教皇が戻った反動からか、大聖堂へのセキュリティが大行列。ホント、私たちはグッジョブな選択をしたものです。

(除く、傘の一件)


サンタンジェロ城。
また雨が降り出しました。
ここはオペラ「トスカ」で、ヒロインであるトスカが最期身を投げるシーンで有名なお城です(動物のお医者さんからの丸かじり)。屋根の天使が印象的です。
あ、傘が壊れた。
5ユーロで買って、使っていた時間はのべ20分。日本の100円均一って偉大ですねぇ…。


アウグスト帝霊廟。
サンタンジェロ城から風情ある川沿いを歩いて辿り着くのがここ。
柵に囲まれて中は見学できません。どうやら埋もれていたものを掘り返す作業が進んでいるとか。


アラ・パチス。
霊廟のすぐそばにあります。ガイドブックにも載っていないほど新しいものです。いや、中の物は古いんですけど、ずっと建物を建て直ししていてようやく2006年に完成したとか。設計者はアメリカの建築家リチャード・マイヤー氏。
入場料6.5ユーロだったので、表からだけの見学です。

表にはアウグスト帝の業績だか掘られた碑文がどすんと置いてあります。うーん、ラテン語読めないとつまらない…。「ローマ人の物語」を読み進めたらまた来ましょう。


ポポロ広場。
ローマ北の玄関口です。「ローマ人の物語」を読んだ方ならご存知、フラミニオ街道が北へ延びています。
双子の教会とオベリスクが印象的です。
教会はよく似ているけれど、実は左側の方が大きいのです。視覚効果で同じ様に見せる工夫がされています。


ポポロ教会。
この広場、かつて数々の悪行をなしたネロ皇帝が、ここで市中引き回しの刑で命を落としたとかここで自害したとか伝えられている場所らしい。で、彼の死後、悪霊が出るとのことで市民がお金を出し合って霊を鎮めるための教会を立てたのがここ。その名の通りポポロ(市民)教会と名づけられています。
御霊神社、っすよ!笑
こういう発想って古今東西変わらないんですね~
ここの扉は 夕方にしか開きませんが、今回はいい時間に来られました!
たまたま開かれていたミサの伴奏がギターだったのが印象的。

フラミニオ駅。
結局往復にしか使ってない地下鉄。もっと活用できればよかったなー。
やっぱりA線はきれいだ~!

テルミニ駅。
明日は出発が早くホテルの朝食に間に合わないので、今夜の夕食とともにスーパーで購入。

ピザ2切れとサンドイッチ、パニーニを購入。

20:00、ようやくホテル着。
明日のポンペイは無事に申し込みされていました。パンフレットに書いてあった出発時間とは違ったけど…ってこらっ!危うく逃すところだったぢゃないかっ!
ちゃんとしてるのか、いい加減なのか良く分からない…。
とにかく明日は7:00にフロントです。
この日の万歩計:20,035歩 …ふぅ。
さぁて、今朝も激マズのコーヒーで朝ごはん。
そして、明日のポンペイツアーをホテルのフロントデスクに申し込みます。
えーっと、口頭だけですか?
名前も言ってないけど?
申し込み用紙とか書かなくていいの?………あ、そう。
7時半にフロントに来ればいいのね?……さいですか。
あまりの適当さ加減に、か~な~り~不安を残しつつ、ホテルを後にします。

テルミニ駅。
定番となりました朝のお買い物。今日もお水を持っていきますよ~
で、今回乗る地下鉄A線ですが。
恐る恐る地下に下りていったら……電車キレイ!


昨日との違いは何なの!?

落書きはないし、最新車両なのか液晶画面が付いてるし!
あ、もちろん今日もローマ・パスで悠々通ります。

チプロ駅。
ヴァチカン博物館のために、新たに設けられた駅です。
以前はもうひとつ手前の駅から歩いて行ったのですが、この駅のおかげでかなり近くなりました。いやあ、便利べんり!

で。
ヴァチカン博物館の前に到着したのがAM9:00。
ガイドブックや情報サイトにあったとおり、この時間は超長蛇の列!!!!!!!!

そこで急遽、先にサン・ピエトロ寺院を見学してから戻ってくる作戦に変更。

サン・ピエトロ寺院。
いわずと知れた、キリスト教の総本山。
初代教皇ペテロ殉教地に建てられた寺院です。
何度来てもすばらしい!!
おお!スイス衛兵がいますよ~!しかも目の前を行進してきます!わぉラッキー

元は4世紀に建てられたものを、16世紀にミケランジェロ・ラファエロ・ベルニーニら錚々たるメンバーが改築を手がけ、120年かけて完成。
入口のピエタ像(マリアが十字架から下ろされたキリストを抱くシーンを彫ったものを言う)は、ミケランジェロ銘の入った最初で最後の作品。
天蓋はベルニーニの作品。柱のねじれっぷりや装飾は凄いのに、不思議と聖堂にマッチして畏敬の念を抱かせます。
この天蓋の上のクーポラ(ドーム型の屋根のこと)はミケランジェロが手がけています。
天蓋に描かれているのは、「鳩」。教会の至るところでお目にかかれます。
さて問題。全部で何羽いるでしょう?
このクーポラ、上に登ることが出来て、眺めは格別です。
では、さっそく登りましょう!
聖堂入口の右手に別の入口があって、そこからエレベーターまたは階段が使えます。
疲れているので、エレベーター利用は7ユーロです。ちなみに階段は4ユーロ。
え~、………豪雨なんですけど?

誰?傘を置いていこうと言ったのは?!(私ですが、何か?)
とにかく、エレベーターまで屋根のない場所は猛ダッシュ

こうして微妙に濡れる場所があるのがニクイ!!
エレベーターを降りると一旦広屋上に出ます。
エレベーターはここまで。
この先は、クーポラの最上階に向けてさらに狭~~~~い階段を延々と上ります。
カメラが斜めなのではなく、壁が斜めなんです。
さらにこんな階段や、、、
こんな階段を上ります。
うひゃー、手すりがロープ!
しかも黒光りしてるしっ!
途中なぜかお酒の匂いが漂ってるな~と思ったら、途中の階段で休憩中のドイツ人のご婦人方が水筒にウィスキーを入れて飲んでるしー!余計疲れると思うんだけど…

登ったら晴れていました

雨に濡れた広場が光輝いているじゃありませんか~

ヴァチカンの教皇庁(というのか?)のお庭もきれいです。
さて、一周したところでまた雨が降り出したので下りましょう。
階段を下りると先ほどの屋上に戻ります。あれ、また晴れてる。よかった~
トイレもあります。
手を洗おうとしたら………洗面台に栓がない?!
えーどうすれば水が出るの?!っと蛇口の下に手を出したり、叩いたり(私は昭和の人間)してみたものの水の気配なし。
今度も優しいお姉さんに、足元を指差されました。あ。こんなところにスイッチがあるのね。恥ずかし~
さすがにトイレなので、写真はありません。あしからず。
ここにはお土産屋さんがあり、十字架やロザリオ、葉書などが売られています。ここの良い点は、切手も売られているので、その場で書いてお土産屋さんの脇に設置されたポストにすぐ投函することが出来ることですっ。
両親の他、旅の思い出に自分達あてにも送ります。
ヴァチカンの郵便はイタリア国内よりも早く届くと定評があります。いつ届くかな~、楽しみです

無事、地上界に戻ってきました。
見所としては、他に地下には歴代教皇が眠るお墓がありますが、時間がないので参拝は断念。
ところで、入場する時も思ったのですが、寺院前の広場が開放されていない。何でだろう?
前回は確か、普通にオベリスクまで歩いて行けたのに、柵があって入れません。
週末のミサに向けて椅子が並べてあるのはいいとして、それにしても封鎖までしなくても。
……ん?
…あれ?
何この黒山の人だかりは?!警官まで出てる。え、まさか、ひょっとして?!
とりあえず一緒に待つことにしました。何が来るのか分かりもしないのに。
広場前の通りで横断も規制されました。
客「まだ渡れないの?」
警「あと『2分』で来るから待って」
ぽくぽくぽくちーん。『2分』経過。
客「急いでるんだけど!渡らせて!!」
警「もう『しばらく』待って!」
ぽくぽくぽくちーん。『しばらく』経過。
客「いい加減に渡らせろ!向こうで渡ってるヤツいるじゃないかっ!」
警「あと『5分』だから!!」
警「あと『2分』で来るから待って」
ぽくぽくぽくちーん。『2分』経過。
客「急いでるんだけど!渡らせて!!」
警「もう『しばらく』待って!」
ぽくぽくぽくちーん。『しばらく』経過。
客「いい加減に渡らせろ!向こうで渡ってるヤツいるじゃないかっ!」
警「あと『5分』だから!!」
えーっと…延びてますけど?笑
これがウワサの『イタリア時間

ぽくぽくp(略
待つこと30分(!)その間に降り出した豪雨の中ようやく、黒い車が見えました。
あ、あれは!?やっぱり………??
黒塗りのオープンカーに座り、隣から差された白い傘の下でにこやかに手を振る
教皇ベネディクト16世!
(感動中のため、手ブレ御免)
わたくし、まさか人生でこんな幸運に恵まれるとは思ってもみませんでした。
雨でずぶ濡れになったけど、一生の思い出です。
当初は買うつもりもなかった、教皇の写真入り葉書を思わず買ってしまいましたヨ。

さーて、余韻もそこそこに、教皇ご一行様が通り過ぎたとたん居並ぶ観光客が一斉に駆け出し始めました。
私たちもさっさと雨宿りしなきゃ!

時間的にもお昼食べたいし。でもまだレストランのある一角までは距離があります。
数年振りに猛ダッシュ。
1軒目は満席でダメ。2軒目のお店は注文の仕組みがわかりづらそう。そして3軒目に「席あるよ」という言葉で駆け込んだお店でランチを食べました。

あぁーカフェラテで体が温まるぅ~生き返ったぁ!

そして、ここで食べたティラミスが美味しかったぁ!何気ない街角の1軒なのに、おいしさに感動


再びヴァチカン博物館に戻ってきました。
やはりガイドブックや情報サイトにあるとおり、PM2:00になると行列はなくなっていてスムーズに入場できました。
ここはローマ・パスの対象外なので、チケットを12ユーロで購入します。
行列がなくなっているとはいえ、まだシーズン中、かなり混んでいました。
でも混んでいても、時間があるならオーディオガイドを借りることをお勧めします。忘れると、うっかり名作を見逃します。
ヴァチカン博物館は数々のジャンルの美術館が連なっているので、居場所がよく分かりません。
とりあえず、所々に置かれた矢印で目指すシスティーナ礼拝堂に向かいます。
地図のギャラリー
「ラファエロの間」の有名な1枚は「アテネの学堂」。
中心の2人の人物、左がダ・ヴィンチで右がミケランジェロをモデルに、ふもとの台にいるのが本人だと言われています。
ラファエロはこの2人から大きな影響を受けたと言われています。このラファエロの間も、同時期に描かれていたシスティーナ礼拝堂の有名なミケランジェロの天井画を盗み見て、作風を変えたとも。こう聞くと、元の絵がどんなものだったんだろう?!って思ってしまいます。
ここまで来れば、いよいよシスティーナ礼拝堂です!
撮影禁止のため写真はないので、心のアルバムに刻み込みます。
修復が完全に終わった天井画、そして「最後の審判」は見事。
旧約聖書を知ってるとなお楽しめます。
「最後の審判」で面白いのが、中央で右手を挙げるキリストの右下に垂れ下がってる人間の皮で、これがミケランジェロの自画像。
絵の一番右下にいるのは地獄の王ミロスでモデルは当時の副教皇。ミケランジェロの絵を見て「裸が多い」と苦言を呈したため、その腹いせにモデルにされたというのです。大事なところを蛇にかまれてます。ぷぷぷっ。
是非、本物(か美術の資料集かウェブ)を見てください。
http://www.salvastyle.com/menu_renaissance/michelangelo_universale01.html
他にも色々な美術館がありますが、最短コース1時間半で終了。
合言葉は「また次回!」
出口付近に郵便局とカフェテリアがあります。あまりの混雑ぶりに、カフェテリアで一息。寒い日だったので、温かい食べ物・飲み物がないのが実に残念。(火事を未然に防ぐためかな?)

ヴァチカンを出て、サン・ピエトロ広場をかすめつつ、サンタンジェロ城に向かいます。
教皇が戻った反動からか、大聖堂へのセキュリティが大行列。ホント、私たちはグッジョブな選択をしたものです。


(除く、傘の一件)

サンタンジェロ城。
また雨が降り出しました。
ここはオペラ「トスカ」で、ヒロインであるトスカが最期身を投げるシーンで有名なお城です(動物のお医者さんからの丸かじり)。屋根の天使が印象的です。
あ、傘が壊れた。
5ユーロで買って、使っていた時間はのべ20分。日本の100円均一って偉大ですねぇ…。

アウグスト帝霊廟。
サンタンジェロ城から風情ある川沿いを歩いて辿り着くのがここ。
柵に囲まれて中は見学できません。どうやら埋もれていたものを掘り返す作業が進んでいるとか。

アラ・パチス。
霊廟のすぐそばにあります。ガイドブックにも載っていないほど新しいものです。いや、中の物は古いんですけど、ずっと建物を建て直ししていてようやく2006年に完成したとか。設計者はアメリカの建築家リチャード・マイヤー氏。
入場料6.5ユーロだったので、表からだけの見学です。
表にはアウグスト帝の業績だか掘られた碑文がどすんと置いてあります。うーん、ラテン語読めないとつまらない…。「ローマ人の物語」を読み進めたらまた来ましょう。

ポポロ広場。
ローマ北の玄関口です。「ローマ人の物語」を読んだ方ならご存知、フラミニオ街道が北へ延びています。
双子の教会とオベリスクが印象的です。
教会はよく似ているけれど、実は左側の方が大きいのです。視覚効果で同じ様に見せる工夫がされています。

ポポロ教会。
この広場、かつて数々の悪行をなしたネロ皇帝が、ここで市中引き回しの刑で命を落としたとかここで自害したとか伝えられている場所らしい。で、彼の死後、悪霊が出るとのことで市民がお金を出し合って霊を鎮めるための教会を立てたのがここ。その名の通りポポロ(市民)教会と名づけられています。
御霊神社、っすよ!笑
こういう発想って古今東西変わらないんですね~
ここの扉は 夕方にしか開きませんが、今回はいい時間に来られました!
たまたま開かれていたミサの伴奏がギターだったのが印象的。

フラミニオ駅。
結局往復にしか使ってない地下鉄。もっと活用できればよかったなー。
やっぱりA線はきれいだ~!

テルミニ駅。
明日は出発が早くホテルの朝食に間に合わないので、今夜の夕食とともにスーパーで購入。
ピザ2切れとサンドイッチ、パニーニを購入。

20:00、ようやくホテル着。
明日のポンペイは無事に申し込みされていました。パンフレットに書いてあった出発時間とは違ったけど…ってこらっ!危うく逃すところだったぢゃないかっ!

ちゃんとしてるのか、いい加減なのか良く分からない…。
とにかく明日は7:00にフロントです。
この日の万歩計:20,035歩 …ふぅ。
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» 無題
イタリアにはまだ行ったことがないので、名所の名前を聞きながら
「あぁ、聞いたことある♪」のレベルで旅行気分を味わっております。
イタリアに行くことになったら、必死で見返すこと必至でしょう。
階段、お疲れ様でした。。
それにしても、なーんでコーヒーが激マズなんでしょうね、、、
イタリアで美味しいのは濃いエスプレッソだけ?
でも、ティラミスは美味しいんですね。
A.G. Ferrari Foods のティラミスが美味しいと聞いたのですが、
食べられたことあります?(と、コメントで情報交換しあう仲、笑)
「あぁ、聞いたことある♪」のレベルで旅行気分を味わっております。
イタリアに行くことになったら、必死で見返すこと必至でしょう。
階段、お疲れ様でした。。
それにしても、なーんでコーヒーが激マズなんでしょうね、、、
イタリアで美味しいのは濃いエスプレッソだけ?
でも、ティラミスは美味しいんですね。
A.G. Ferrari Foods のティラミスが美味しいと聞いたのですが、
食べられたことあります?(と、コメントで情報交換しあう仲、笑)
» ラッキー
教皇ベネディクト16世に会えたなんて、凄いタイミングです!何も知らずに30分待った甲斐ありですね。「最後の審判」、これは是非実物が見たい!腹いせでも何でも、こんな名画に残れたなら、最高に幸せな気もする一方、地獄の王ってのはやっぱりどうかなーという気もしますね。それにしても、すごく充実した旅行ですね。